NETINT

NETINT(ネットイント)社は、ビデオエンコーディングやAI画像処理向けのSoCソリューションを開発・販売しています。独自のメディア処理専用ASIC技術を活用し、データセンターやクラウド向けに高効率なビデオ処理ユニット(VPU)を提供しており、主にリアルタイムのビデオエンコードやトランスコード用途で使われています。

高効率ハードウェアビデオアクセラレーター
ビデオ処理専用に設計したASIC – VPU

ストリーミングにおけるエネルギーの課題を解決しましょう!

従来のインフラは電力を大量に消費し、コストが高く、動画の未来には適していません。私たちは、エンコーディングもそれを届けるネットワークと同じくらい効率的であるべきだと考えています。だからこそ、私たちはシリコンレベルから新しいカテゴリを構築しました。

スマートVPU™
次世代のエンコーディングのための、省エネルギー型ビデオ処理用シリコン

NETINTのスマートVPUは、大量の動画処理のボトルネックを解消し、運用コストを大幅に削減します。これは、クラウド規模でのライブストリーミングのために特化して設計された、唯一のハードウェアアクセラレート型ビデオプロセッサです。アカマイ・テクノロジーズのAccelerated Computeを支えている技術であり、既にクラウドユーザーへの導入準備ができています。

スマートVPUとは?

スマートVPU™は、クラウド規模でのライブストリーミングのために設計された、初のハードウェアアクセラレート型ビデオプロセッサです。この1分間の動画をご覧ください。スマートVPUがどのようにコストを削減し、エネルギー消費を抑え、CPUによるエンコードを過去のものにしているかをご紹介します。

  • 実装密度

    10x

    1RUあたりの動画性能が
    大幅に向上します

  • 消費電力削減

    80%

    圧倒的な低コストで
    環境にもやさしい

  • オンチップの

    AI

    CPUに頼らないリアルタイム機能を
    実現するニューラルエンジン搭載

  • 放送品質の

    コーデック

    AV1, HEVC, H.264, 4K/8K HDR に
    ネイティブ対応

VPU製品

クアドラVPUボード

  • U.2, PCIe, M.2のフォームファクターに対応
  • 非常に低い消費電力
  • 1RUサーバーに10基のVPUを搭載可能
クアドラVPU製品仕様

クアドラVPUサーバー

  • 高密度ビデオ処理アプライアンス
  • 大量のビデオストリームを高効率でデコード・エンコード可能
クアドラVPU活用事例

ビットストリーム

  • VPUサーバーで稼働するWebアプリ
  • FFmpegコマンドライン操作の煩雑さを解消
  • エンコードやトランスコードの設定が簡単に
ビットストリーム製品概要

よくあるご質問 – 経営層向け

スマートVPUは映像処理専用に設計されたASICエンジンです。従来のCPU/GPUと比べて、最大10倍のエンコード密度と最大80%の電力削減を実現します。VPUは大規模な処理における計算とエネルギーのギャップを埋める存在です。CPUやGPUが化石燃料エンジンだとすれば、VPUは持続可能な未来のエンジンと言えるでしょう。

お客様の多くが12か月以内の投資回収を実現しています。ラックコストや電力、ライセンス費用といったOPEXの段階的な削減に加え、CAPEXが先送りされることによる効果です。24か月の運用期間では、CPU/GPUインフラと比較してTCOを50〜70%削減できる可能性があります。これにはデータセンターの設置面積の縮小や計算リスクの低減も含まれます。

消費電力が非常に少なくなることでESG目標の達成を支援し、動画配信によるカーボンインパクトを最小限に抑えます。規模にもよりますが、節電効果は年間で数千世帯分の電力に相当します。さらに、冷却設備やラック使用量の削減により、データセンターの物理的なフットプリントも縮小されます。

スマートVPUはAkamai Connected Cloudにて、完全なクラウドネイティブ対応が可能です。また、PCIeボードやアプライアンスサーバーとしてオンプレミス環境にも導入できます。多くの顧客はハイブリッドなワークフローを採用しており、主要なエンコードインフラを自社データセンターで運用しつつ、オーバーフローやライブイベントのストリームをクラウドにバーストさせています。このモデルにより、効率性や柔軟なスケーリング、そして将来を見据えたキャパシティ計画が可能になります。

いいえ、移行はとてもスムーズです。スマートVPUは、PCIeボードの増設やAkamaiのクラウド環境にて簡単に導入できるため、既存のシステムを大きく変更する必要はありません。今使っているエンコードの仕組みをそのまま使えるので、パイプラインの再設計などは不要です。実際、多くの企業が導入から72時間以内にVODやライブ配信のエンコードを開始しています。

  

ネットイント社は、ハードウェア・ソフトウェア・インテグレーションに関するフルスタックのサポートを提供しており、チップレベルから導入まで安心してご利用いただけます。すべての製品には複数年の保証が付いており、APIのオンボーディングも含まれています。これにより、リモートでのスケーリングやヘルスモニタリングが可能です。Akamaiクラウド環境では、「ビットストリーム」によるオーケストレーションにより、VPUインスタンスが自動的にスケールします。

よくあるご質問 – エンジニア向け

スマートVPUは、AV1, HEVC, H.264に対応しており、4K/8K HDRを含む放送品質での処理が可能です。これらの機能はすべてハードウェアネイティブであり、エミュレーションではありません。その結果、効率的かつ高品質な処理が可能で、コーデックのライセンスに関する追加コストも発生しません。

もちろん可能です。VPUは、サブフレームレベルの超低遅延ライブエンコードのために設計されており、クラウドゲーム、リアルタイムのライブスポーツ、インタラクティブな配信形式に最適です。エネルギー効率にも優れているため、高負荷のエンコード処理でも過熱や性能低下を起こすことなく安定して動作します。

はい。スマートVPUは、PCIeボードやアプライアンスサーバーを使用してオンプレミスに導入することも、Akamai Connected Cloud上でクラウドネイティブに展開することも可能です。多くのチームはハイブリッドなパイプラインを運用しており、ベースラインのストリームはローカルで処理し、オーバーフローやライブイベントの急増分はクラウドにルーティングしています。両環境で同じAPIを使用してオーケストレーションできるため、一貫したツール運用が可能です。

各ユニットは、複数の4K60ストリームを10ビットカラーで同時にエンコードできるため、非常に高密度な処理を小型の筐体で実現します。ASICベースの設計により、ラックはより低温かつコンパクトに運用可能です。また、ほぼゼロに近いコンテキストスイッチングにより、ジョブキューの処理が高速化されます。

SDK、FFmpegとの統合、REST API、「ビットストリーム」によるオーケストレーションが提供されており、デプロイやヘルスモニタリングに活用できます。「ビットストリーム」は、クラウドやAkamai環境全体での自動スケーリングが可能です。エンジニアは、VPUをオンデマンドで起動し、温度やエンコード統計を監視したり、ファイルの登録解除をシームレスに行なったりできます。

  

ほぼゼロです。「ビットストリーム」や標準的なMPPパイプラインを使えば、2〜3日以内の導入も可能です。リファレンスデプロイメントやSDKを活用すれば、数行のコードでエンコードジョブを統合できます。CPU/GPUインターフェースと同等のアプリレベルの操作性により、すぐに使いこなせるようになるはずです。

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